長野出張・後編:糸魚川→帰宅

糸魚川の海

長野出張の翌日、峠を越えて糸魚川市内に入った私は、雨飾山から降りて海岸に出ました。
しばらく海岸を歩いて、糸魚川地域の特産であり、日本の国石にも定められているヒスイを探してみましたが、見つけられず。それでも、ひさしぶりの日本海に手を浸して満足しました。

その後、フォッサマグナミュージアムを見学しました。
糸魚川は、フォッサマグナの北西端であり、ユネスコ世界ジオパークに認定された地域です。ジオパークは、貴重な「地質の宝もの」やその地域の自然・文化をまもり、かつ多くの人に知ってもらう・訪れてもらうことを目的とした活動です。糸魚川は、日本で最初にユネスコ世界ジオパークに認定された地域ですが、世界ジオパークネットワークが誕生する10年以上前から、独自にジオパークを名乗っていたそうです。
フォッサマグナミュージアムには、糸魚川の地質の魅力を伝える豊富な展示があります。「糸魚川のヒスイ」にはじまり、ヒスイとは何か、なぜヒスイがとれるのか、地質とは、フォッサマグナのなりたち…と、空間的にも時間的にも掘り下げていく内容になっていて、見どころ満載です。滞在時間が限られていて、駆け足になってしまったのがたいへん残念です。

朝通ってきた国道148号を引き返して、国界橋を渡って長野県に戻ります。昼に見学した塩の道資料館を思い出し、かつての「国界」は、こんなに気楽に通過できるものではなかったのだろうなあと思いを馳せます。

長野県内をしばらく南下すると、ハッピードリンクショップを見つけたのでコーヒーを買って休憩。ハッピードリンクショップは、山梨県を中心に、長野県や静岡県、一部神奈川県内でも見かける、ロードサイド自動販売機コーナーです。
HDS

あとは東京方面に戻るだけ。長野自動車道から中央自動車道に入り、無事帰宅しました。
いろいろと課題も見つかり、全体的に有意義な出張になりました。