第一企画社さんとの打ち合わせの翌日、私は車で出発。
大町街道(国道19号、県道31号)を西へ、千国街道(国道148号)に出て北へ。県境に向かって標高を上げていき、国界(!)橋を渡ると新潟県です。
根知まで下ってから、雨飾山を目指して登っていきます。
このあと、山麓の塩の道資料館で、千国街道の歴史を教わりました。国道や鉄道が開通するまでは、冬の間、人が塩を背負って峠を越え、長野側に運んでいたというのです。実際に使われていた道具も展示されています。
糸魚川産の塩だけでは供給量が足りないので、瀬戸内で生産された塩が北前船によって糸魚川まで届けられ、それを長野側に運んでいたそうです。
各種の交通網が発達した現在では、ずいぶん遠回りのようにも思えますが、北前船による大量・長距離輸送が各地にもたらした効果を知るたびに驚かされます。
塩の道資料館近くに素敵な店構えの散髪屋があったのですが、今回は我慢して、現地調査を続けます。
(次回に続く)
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